概要
令和元年から個人事業主として事業活動をしていましたが、この度、令和4年4月1日より「ヘッジホッグ.exe合同会社(ヘッジホッグエグゼゴウドウガイシャ)」を設立しました。
理由としては、「会計上、個人事業主より法人として事業活動するほうが都合が良くなった」ためで、これから新しく何かを始める、または辞めるということはありません。
既存のお取引については、原則個人名義のまま対応させていただくことになります。
引き続きよろしくお願いいたします。
以下は会社の細かい話です。こんな機会でもないと文章を書かないので、思い切って書きます。
ヘッジホッグ.exe合同会社について
ヘッジホッグ.exeは「株式会社」ではなく、「合同会社」として設立しています。そのため、僕も「代表取締役」ではなく「代表社員」になります。
株式会社じゃない理由は、運用費用を抑えるためで、株式会社の方が都合がよくなったら株式会社化します。
比較対象が違いすぎますが、Googleの日本法人も「グーグル合同会社」みたいです。
構成メンバー
基本的には僕一人のひとり親方体制のままです。ただし、案件によっては今までと同じくデザインやイラスト等の発注をさせていただくことがあるかと思います。
事業内容
事業内容も個人事業主時代と変わりません。案件によっては引き続き個人名義でお仕事させていただくもののもあります。
- スマホアプリ・Webアプリの開発事業
- プログラミング教育事業
- メタバース事業
運営方針
僕自身は「バント型運営」と呼んでいるのですが、「決して無茶はせずにその時に三方良しとなる選択をすること」を念頭にやっていきます。大きな勝負はせずに小さい勝負の積み重ねで長く運営することを目指しています。
最近見た記事からの引用ですが、「研究は一部の優秀層だけ取り組めばよいのではないか」という旨の質問への回答が非常にしっくりきました。
メディアの中にだけある”科学”と異なり、科学とは限られた天才のゲームではない。実際にはその他大多数の凡人による知識の累積に関する営みである。全ての研究は、過去の無数の研究に必ず由来している。その大部分は確かに大した進歩ではないが、それ等が無数にあることに意味がある。研究とは屍の山に登り、頂の景色を見にいく行為のようなものである。(そして自身も屍となる) Quora より引用
リンクも合わせて貼っておきます。
これは「科学」だけの話に限らないと思っています。
例えば、Appleの「iPhone」シリーズも「App Store」へ外部の開発者がアプリを提供しなければここまで伸びなかったでしょうし、任天堂のゲーム機も他の開発会社がサードパーティ(桃鉄や聖剣伝説等)を開発しなければここまで伸びなかったかもしれません。
このように天才だけではなし得ないことを拾って細々とやっていければと思っています。(後述の社名にも関連します)
ヘッジホッグ.exeの由来
元々、個人事業主の際には「ヘッジホッグ」の屋号で事業活動してましたが、法人化に合わせて「ヘッジホッグ.exe」に変更しました。その理由は以下の3つです。
ハリネズミ(ヘッジホッグ)が好き
兎にも角にもハリネズミが好きです。
ハリネズミは見た目の通り臆病で決して人に懐くことはありません。たまに懐いているような動画がありますが、あれは人に慣れただけで犬や猫とは根本的に違います。ハリネズミは非常に警戒心が強く臆病だからこそ生き残れているのです。
ハリネズミについて色々と勉強しているうちに、『ハリネズミと狐』という哲学書を見つけました。この哲学書には「キツネ型」と「ハリネズミ型」のタイプに分けられるとありました。
ざっくりと説明すると「キツネは豊富な知識でハリネズミを追い詰め、ハリネズミは全身の針という一点特化でキツネから身を守る」というものです。
また、ハリネズミは臆病なだけでなく活動的です。前提としてハリネズミはモグラの仲間です。それ故に、夜行性で肉食よりの雑食となっています。ハリネズミは昼には眠っており、夜になるとミミズや昆虫などの餌を探して走り回ります。野生のハリネズミだと1日数キロから数十キロほど走り回るそうです。
成人男性が1日に歩く距離の平均が5キロと言われているので、ハリネズミほどの大きさの生物が1日に何十キロも走り回るというのはかなり活動的といえるでしょう。
このハリネズミの生存戦略が僕自身の考えとも非常に近いものでした。(前世はハリネズミだったのかもしれません)
加えて、僕の好きな漫画の一つに『王様達のヴァイキング 』があります。ざっくりというと「人付き合いが苦手な天才ハッカーの主人公がある人との出会いをきっかけに、自分の強みを活かして生きる道を切り開いていく(ホントにざっくり) 」という話です。
「ヘッジホッグ」はその漫画に出てくる主人公とルームシェアして色々と手助けしてくれる人たちが作った会社です。
これらに影響を受けて個人事業主として開業したときの屋号及び法人名の一部に「ヘッジホッグ」を取り入れました。
全19巻で完結しているので、良かったら読んでみてください。
一意な命名にするため
最初は「ヘッジホッグ合同会社」で登記しようと思ったのですが、法人検索をかけたところ「ヘッジホッグ」と名のついた会社がいくつかありました。会社にする以上ある程度ユニーク(一意な)命名にしたかったため、接頭辞か接尾辞をつけることにしました。
『ロックマンエグゼ』シリーズに影響を受けて
接尾辞については前につくった「鹿児島.mk」に習って、何らかの拡張子をつけることにしました。
アプリ開発がメインとなるので、「.apk」や「.ipa」、「.meta」などを考えていました。そんな折に昔ハマっていたゲームを思い出しました。
僕が子どものことに熱中していたゲームの一つに『ロックマンエグゼ』シリーズがあります。 近未来のネットワーク社会を舞台にしたゲームなのですが、それに影響を受けて「.exe」の拡張子を使うことにしました。
「.exe」は実行プログラムの拡張子の1つなので、アプリ屋さんとしても都合が良かったのです。
さいごに
繰り返しになりますが、法人化したことで何かが変わることはなく、これまで通りアプリ開発のフリーランスとして皆様とお付き合いさせていただければと思っております。
また、法人を運営するなかで皆様に色々と相談させていただくことがあるかもしれません。 その際には、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。